SSブログ

久しぶりに読み返した「レンズマン」 [読書]

 昨年、久しぶりにE・E・スミスの「レンズマン」シリーズを読み返しました。

 もともとは1930年代に発表された小説ですが、私の世代では劇場用アニメーションとして日本で製作された「SF新世紀レンズマン」を思い浮かべる人が多いと思います。

 私もアニメから入ったのですが、その後のテレビシリーズは映画とストーリーが違っており、「???、映画と全然違う内容なんだな、何なんだろう。」となった記憶があります。

 「そうか、原作を読んでみよう」と思いましたが、実際に手に取り読む事が出来たのは、それからしばらく経ってからの事でした。

 実はシリーズ全部を読み終わった訳ではなく、以前に「銀河パトロール隊」~「レンズの子供たち」までを読み、その後「ファースト・レンズマン」を読み終えたままの状態です。

 初めて読んだ時、物語のスケールの大きさと作者の発想の豊かさを感じましたが、1930年代の作品との事で、何となく古臭さを感じる場合もあります。しかし私としては、この時代に銀河スケールの作品を考えた作者は凄いとしか思えません。

 物語は簡単に「正義」と「悪」の戦いですが、アリシア人よりレンズを授かった銀河パトロール隊の主人公キムボール・キニスンがレンズマンとなり、銀河の仲間達との出会いや別れ、自身のグレーレンズマン~第二段階レンズマンへの成長、宇宙海賊ボスコーン(更にはボスコニア文明)との戦いを繰り広げ、戦いの中で恋人との出会いがあり、そして結婚します。

 時は流れて生まれてきた子供達はレンズの子供達として、父や母、父のかつての仲間達と共に敵本体との最終決戦を繰り広げます....

 その後に読んだ「ファースト・レンズマン」はレンズマン誕生の話になりますので、「銀河パトロール隊」から大昔の設定です。
※それ以外の作品は未読。

 最初に読んだ後は違うジャンルの作品ばかり読んでおりましたが、久しぶりに「レンズマン・シリーズ」を読み返してみて、やっぱり面白いものは面白い!後は誰か映像化して欲しいと思いました。

 そう言えば、作品内で使用されている「クリア・エーテル」(ごきげんようと同じような意味)と言う言葉、仲間内で流行らそうとしたが、全く流行らなかった嫌な思い出もありますが...

 「何を書いているか分からないぞ」と思われましたら、是非とも読んで頂ければと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。