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久しぶりに、デアゴスティーニ ラリーカーコレクション購入【スバル・インプレッサ WRC1998】 [デアゴスティーニ]

 もう11号が発売されておりますが、デアゴスティーニ 『隔週刊 ラリーカーコレクション』の第10号を購入しました。

 未だにランチア、プジョーの号は良い物がなかなか出会えず購入していない状態... 第10号も買いそびれてしまう所でしたが、とりあえず購入する事が出来ました。 今回の付属モデル(IXO製)は「スバル・インプレッサ WRC 1998」です。 

 1998年のインプレッサですが、、今回の誌面にも書いてある通り、コリン・マクレーがスバルに在籍した最後のシーズンとなり、今回もマクレー車が再現されております。

 コリン・マクレーと言えば、豪快なドリフトでコーナーを走り抜ける事と派手にクラッシュするシーンが頭の中に蘇ります。 現在では余り見られなくなった車を「振り回す」走りで、今では主流のグリップ走法とは違いファンからは絶大な人気がありました。 いつでも全開走行の為、当然の事ながらクラッシュも多いのですが、走りと同じく豪快なクラッシュが多い為に「マクラッシュ」などとあだ名を付けられておりました。(久しぶりにマクラッシュなんて言葉を思い出しましたが....) 元祖フラットアウト男であるマクレー、1995年にはイギリス人+最年少としてチャンピオンを獲得。 スバルも初のマニファクチャラータイトルを獲得し大成功の一年となりました。 連覇も含め期待されましたが、翌年から三菱のトミ・マキネンに4年連続でドライバーズタイトルを奪われてしまいます。 

 1999年にフォードへ移籍しますが、在籍4年間でドライバーズタイトルの奪還は叶わず、新天地を求めシトロエンに移籍となりました。 しかし昔ながらのドライビングスタイルとマシンがマッチしない為に1勝も出来ず、フルタイムドライバーとしてはシトロエンでの2003年が最後となりました。 その後は日産よりパリダカに挑戦をしましたが、こちらも叶わずメーカーが撤退により終わってしまいました。 それ以外にも、シュコダや古巣シトロエンでスポット参戦を行ったり、アメリカのXゲームへ参加したりしておりました。

 いずれはWRCの舞台に戻ってくると思っておりましたが、2007年に自身が操縦するヘリコプターが墜落し39歳の若さでこの世を去りました。 2007年のラリージャパンが開催される前でしたので、開催地である帯広のサービスパークでは追悼メッセージのコーナーが出来ておりました。

 スバルがWRCの世界でトップになったのは、コリン・マクレーの走りがあったからである事は間違いありません。 スバルは現在までに3人のドライバーズチャンピオンを誕生させています。 コリン・マクレー、リチャード・バーンズ、ペター・ソルベルグの3人ですが、残念な事に2人目のリチャード・バーンズも病に倒れ、2005年に他界してしまっており、スコットランドとイングランドの違いはありますが、共にイギリス人としてのチャンピオンであり、二人とも天に召されてしまっている事が残念でありません。 

 今回の1998モデルについては、1997年より導入された「WRカー」規定に伴い、初代インプレッサWRCとして登場したマシンの進化バージョンになります。 外観等はWRC97と余り変わりませんが、エンジン関係で変更等がなされております。 WRカー規定とは、高性能な市販車を出せないメーカーの為の救済策として誕生した規定です。 詳しくはネット等で調べて頂ければ、詳細が分かりますが、スバルは初年度の1997年にマニファクチャラータイトルを獲得しましたが、1998年はマシンの熟成や運の悪さで苦戦を強いられてしまいタイトル4連覇は夢となってしました。 付属モデルは開幕戦であるモンテカルロ使用となりますが、ライトポッドが装着されておりますので、ナイトステージのモデルである事は分かります。

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 ナイトステージ用としてライトポッドが装着されておりますが、とにかくデカイ!これでも街灯の無い峠を走るには、光量が少し足らない位だと思います。 先が見えないSSでの走り、CS等で放送を観て頂ければわかりますが、ペースノートが大変重要になってきます。

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 前後のフェンダーを拡大する為、2ドアのボディを使用しております。 張り出したフェンダーの形がとっても良いです。 
 
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 リア部分を見ると、現在のマシンと違いオーソドックスなスポイラーの形状です。 ノーマル感たっぷりのリア形状。

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 これだけ大きいライトポッドだとドライバーの視認性は悪いのではないかと思います。 左のライトのレンズ部分がチョット浮いた感じです。 今回購入のモデル、箱から出して見た所、ハズレでした。 

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今回のモデル、右側から見た感じが一番良いです。 モンテカルロはターマック仕様の為、大きいホイールに低い車高となりますが、ゴールドのホイールがブルーの車体にマッチしています。

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 斜め上から見た状態、市販のインプレッサの感じを色濃く残した車体ですが、この時代のWRCが一番良かったと私は思います。 ドライバーのタイプも色々いましたし、参戦メーカーも多かったですね。

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 斜め後ろから見た感じですが、後部のロールゲージが変ですね。 本当に失敗した感じですが、いずれ分解して手を入れてみようと思います。 

 今回は買いそびれてしまったのが最大の原因ですが、本当にハズレを引いてしまいました。 しかし全体の雰囲気は良い感じですので、車内やリアスポイラー、ライトポッドに修正をしていきたいと思います。

 WRカー規定に合わせて作られたインプレッサでしたが、グループAの規定のままで作られた三菱のランエボ勝つ事が出来ませんでした。 また三菱も基本性能の高さが際立っておりましたが、WRカーの熟成に伴い欧州メーカーが対等し苦戦を強いられてしまいます。 スバルはモデルチェンジを行なった2代目のインプレッサWRカーにて2001年と2003年にドライバーズタイトルを獲得しておりますので、マシン開発の方向性は合っていたと思いますが、2004年以降のスバルは完全に方向性を見失い失速していきました。 スバルではなくプロドライブ側の問題が大きいと思いますが、せめて3代目WRカーとなった5ドアがもう少し早ければ、また違った歴史になっていたのではないかと今でも思います。
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