デアゴスティーニ ラリーカーコレクション購入【トヨタ・カローラWRC(1999)】 [デアゴスティーニ]
今日はデアゴスティーニ 『隔週刊 ラリーカーコレクション』の第14号を購入する為、アキバへ行ってきました。
第14号である今回の付属モデル(IXO製)は「トヨタ・カローラWRC(1999)」です。
グループA時代、セリカを使用し勝利を重ねてきたトヨタ。 その昔、レビンにて参戦も行っていたトヨタですが、セリカで栄光を迎えました。 その後はWRC参戦に対し、他社メーカーはコンパクトな車体を使用していた為、差が開くばかりとなりました。 そして1995年に発覚したリストリクターの違反問題にて、トヨタは全ポイント剥奪と翌年の1年間出場停止が課せられました。 ここの部分、今号のコレクションコモデルの項目で書かれていないので、ちょっと不思議に思いましたが、まあ色々とあるのでしょうね....
出場停止の中、トヨタは1997年から導入されるWRカー規定合わせたマシン「カローラWRC」を開発。 正式復帰は1998年からとなりますが、WRカー規定の導入にあわせてシーズン途中のラリー・フィンランドからテスト参戦。 マシンはE110型のシャシーを使い、セリカ時代と同じ3S-GTEエンジンを採用。 エンジンは参戦最終年である1999年まで改良を行いながら使用されておりました。 また4WDのシステムもセリカ時代からのシステムを使用し、1999年には電子油圧制御システムを採用。 トランスミッションもジョイスティック式のセミオートマチックトランスミッションを導入するなど、勝つ為にどんどん新技術を投入しておりました。
最終的に勝利数は4勝、タイトルは1999年のマニファクチャラータイトルのみ。 1998年にはカルロス・サインツが最終戦にて、ライバルのリタイアにより「4位に入ればチャンピオン」となるはずだったのですが、最終ステージのラスト300mにて、カローラWRCはエンジンブロー。 タイトル獲得は夢と消えてしまいました。 このとき、コ・ドライバーのルイス・モヤが悔しさからヘルメットをリア・ウインドウに投げ付けるシーンが今でも鮮明に残ります。
トヨタ(TTE)は1999年、WRC撤退をシーズン中に発表しF1へ参戦する事を発表。 まだまだ改善の余地もあったカローラWRCですが、結局このマシンが最後のラリーカーとなりました。
丸いヘッドライトが特徴の「カローラWRC」、ワイド化されたその車体は迫力があります。 冷却の為に空けられたエアスクープが設けてあります。
セリカと比べ前後のオーバーハングが短くなり、コーナーでの取り回しは向上したと思います。 しかしながら挙動がシビアな為、安定化を図りホイールベースは伸ばされスポイラーも搭載。
フロントに比べて落ち着いた雰囲気のリア部分、リアスポイラーが唯一の「らしさ」を出している感じです。 リアの視認性は悪そうな感じです。
上からみると車体のコンパクトさが良く分かりますが、この車の弱点はフロントが重すぎる事。 セリカのコンポーネントをカローラの車体にねじ込んでいますので、どうしてもフロント部に集中します。 最後までフロントヘビーに泣かされたマシン、熟成すればまだまだ勝てる可能性があっただけに、撤退は残念でした。
フロント低めからの写真、開発当初はフロントスポイラーは一体型でしたが、良く壊れるとの事で分割式に変更されました。 丸いライトの為、一瞬可愛らしい印象を受けますが、エンジンの強さもあり速さはトップクラスでした。
リアも低めからの写真、やはりフロントと違いあっさり気味ですね。
カローラWRCを最後にWRCから撤退したトヨタ(TTE)ですが、F1では1勝も出来ずにやはり撤退となりました。 現在は主戦場をWECに移し活動をしておりますが、一日も早くWRCの世界に戻ってきてもらいたいです。 噂のヴィッツWRC、これで是非ともお願いします。
第14号である今回の付属モデル(IXO製)は「トヨタ・カローラWRC(1999)」です。
グループA時代、セリカを使用し勝利を重ねてきたトヨタ。 その昔、レビンにて参戦も行っていたトヨタですが、セリカで栄光を迎えました。 その後はWRC参戦に対し、他社メーカーはコンパクトな車体を使用していた為、差が開くばかりとなりました。 そして1995年に発覚したリストリクターの違反問題にて、トヨタは全ポイント剥奪と翌年の1年間出場停止が課せられました。 ここの部分、今号のコレクションコモデルの項目で書かれていないので、ちょっと不思議に思いましたが、まあ色々とあるのでしょうね....
出場停止の中、トヨタは1997年から導入されるWRカー規定合わせたマシン「カローラWRC」を開発。 正式復帰は1998年からとなりますが、WRカー規定の導入にあわせてシーズン途中のラリー・フィンランドからテスト参戦。 マシンはE110型のシャシーを使い、セリカ時代と同じ3S-GTEエンジンを採用。 エンジンは参戦最終年である1999年まで改良を行いながら使用されておりました。 また4WDのシステムもセリカ時代からのシステムを使用し、1999年には電子油圧制御システムを採用。 トランスミッションもジョイスティック式のセミオートマチックトランスミッションを導入するなど、勝つ為にどんどん新技術を投入しておりました。
最終的に勝利数は4勝、タイトルは1999年のマニファクチャラータイトルのみ。 1998年にはカルロス・サインツが最終戦にて、ライバルのリタイアにより「4位に入ればチャンピオン」となるはずだったのですが、最終ステージのラスト300mにて、カローラWRCはエンジンブロー。 タイトル獲得は夢と消えてしまいました。 このとき、コ・ドライバーのルイス・モヤが悔しさからヘルメットをリア・ウインドウに投げ付けるシーンが今でも鮮明に残ります。
トヨタ(TTE)は1999年、WRC撤退をシーズン中に発表しF1へ参戦する事を発表。 まだまだ改善の余地もあったカローラWRCですが、結局このマシンが最後のラリーカーとなりました。
丸いヘッドライトが特徴の「カローラWRC」、ワイド化されたその車体は迫力があります。 冷却の為に空けられたエアスクープが設けてあります。
セリカと比べ前後のオーバーハングが短くなり、コーナーでの取り回しは向上したと思います。 しかしながら挙動がシビアな為、安定化を図りホイールベースは伸ばされスポイラーも搭載。
フロントに比べて落ち着いた雰囲気のリア部分、リアスポイラーが唯一の「らしさ」を出している感じです。 リアの視認性は悪そうな感じです。
上からみると車体のコンパクトさが良く分かりますが、この車の弱点はフロントが重すぎる事。 セリカのコンポーネントをカローラの車体にねじ込んでいますので、どうしてもフロント部に集中します。 最後までフロントヘビーに泣かされたマシン、熟成すればまだまだ勝てる可能性があっただけに、撤退は残念でした。
フロント低めからの写真、開発当初はフロントスポイラーは一体型でしたが、良く壊れるとの事で分割式に変更されました。 丸いライトの為、一瞬可愛らしい印象を受けますが、エンジンの強さもあり速さはトップクラスでした。
リアも低めからの写真、やはりフロントと違いあっさり気味ですね。
カローラWRCを最後にWRCから撤退したトヨタ(TTE)ですが、F1では1勝も出来ずにやはり撤退となりました。 現在は主戦場をWECに移し活動をしておりますが、一日も早くWRCの世界に戻ってきてもらいたいです。 噂のヴィッツWRC、これで是非ともお願いします。
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