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デアゴスティーニ ラリーカーコレクション購入【シュコダ・ファビア WRC(2003)】 [デアゴスティーニ]

 前回の【三菱・ランサーエボリューションⅢ(1996)】購入から8ヶ月も経ってしまいました....

 最初は発売されると購入しておりましたが、余りにも号数が多い予定ですので、欲しい車種だけをチョイスして購入する形に変更しました。
 
 先日の3連休の最終日、神保町の「書泉グランデ」にて購入です。 ここはバックナンバーが揃っているので、本当に欲しい時には必ず行く書店です。

 第37号である今回の付属モデル(IXO製)は「シュコダ・ファビア WRC(2003)」です。
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 シュコダのラリー参戦の歴史は長く、1970年代後半からはWRCへ参加しておりました。 第二次世界大戦後、チェコスロバキア共和国の国営企業として自動車の製造を行なっておりましたが、その後「東欧革命」によりチェコスロバキア連邦政府は民営化を決定、色々な交渉を経て、ドイツの「フォルクスワーゲン・グループ」の傘下へ入りました。 

 「フォルクスワーゲン・グループ」になった事で、それまでのラインナップを一新し、下位クラスから参戦し続けてきたシュコダは、「オクタヴィアWRC」を投入しました。 しかし、大柄な車体に非力なエンジンのオクタヴィアは苦戦を強いられます。 WRカーとしての最高位は3位、チームは車種をファビアに変更しマシンを開発。 2003年シーズン後半よりデビューとなりました。 しかし、成績は振るわず....

 2004年には規模を縮小する事になり、ヨーロッパラウンドのみの参戦となりました。 しかしながら、「フォルクスワーゲン・グループ」で実績のあるアウディが開発に関わる形になり、徐々に好転して行きます。 3台目のファビアWRCをスポットで参戦させ、開発のスピードが向上。 それにより、入賞するまでに戦闘力が上がり、翌年のフル参戦への足掛かりとなりました。
 
 2005年はマシンパフォーマンスは向上したものの、チームとして満足する結果を残すことは出来ませんでした。 しかし、最終戦オーストラリアでは、「マックラッシュ」と呼ばれた男、コリン・マクレーが快走!! エンジントラブルにてリタイヤするまでは2位争いを行い、世界中にマクレーとファビアWRCの速さを強烈に残しました。 この快走で世界中のファンや関係者からは、翌年の飛躍が期待された事は言うまでもありません。 またフル参戦となった為、2年目のラリージャパンにも参戦する事になりました。 日本では販売されていないシュコダでしたが、ファンサービスの為、ボディ側面に「シュコダ」とカタカナで書かれておりました。 しかし、「ダ」の濁点が1つ多く書かれており、それを見た日本のファンはシュコダに愛着を持ち、応援する人が増えた程でした。 この濁点が1つ多い珍事はシェイクダインの日までとなっており、本戦が始まる時には修正されておりました。 私のラリージャパン初観戦は、シュコダ参戦が最初で最後となってしまった2005年、シュコダと三菱の応援が目的でした。

 2006年はチームのWRCのマシン規定の変更やチームの運営などの問題もあり、シーズンを通じてよい結果を残す事が出来ませんでした。 レッドブルがスポンサーに付き、徐々に上向きになると思われたシーズンでしたが、予測が外れてしまった事もあり、2007年はWRCから撤退する事となりました。

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 シュコダはオクタヴィアWRCの大柄な車体から、コンパクトなファビア車種を変更。 しかし、WRカー規定に満たない為、「プジョー206WRC」を参考にバンパーを延長したバージョンを生産。 それにより参戦が可能になりましたが、この時期のトレンドも導入し「走りそう」な車に仕上げてきました。
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 大型バンパーとワイド化の為、元の車のデザインからは大分変わってしまいました。 ごついイメージ....
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 フロントの周りを見ると、他のWRカーよりも「高級感」があるグリル.... だと私は思っております。 大型のラジエターを装着する為、開口部は大きくとってあります。
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 カローラWRC以降、ハッチバックの車種を選んだ場合には、大体似た感じになりますね。 ワイド化されているのですが、ファビアは比較的大人良い感じに見えます。
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 斜め後ろからの見た感じ、白を基調としてグリーンとレッドのアクセント。 リアスポイラーの取付や形状など、プジョー206WRCやトヨタカローラWRCから大きく変わらない為、完成されたデザインと言った感じです。
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 日本でも販売して欲しかったファビアWRC.... しかし、ファビアはフォルクスワーゲン「ポロ」などと同じボディなので、わざわざシュコダの名で販売する事は無いですね。 

シュコダはWRCから撤退後、2代目ファビアを基にIRC用のマシンを製作、いづれはWRCへ復帰してもらいたいと考えております。

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コメント 4

楽しく生きよう

触手が動きますが何とか耐えねば。
by 楽しく生きよう (2015-07-22 16:59) 

MINERVA

楽しく生きよう さん
そうなんですよね、最初は毎回購入と考えておりましたが、お金に羽が生えてお財布からドンドン旅立ってしまいました。
そんな事もあり、自分の好きな車種、ラリージャパンの参戦した車種だけを買う事に決めました....
触手を止める手助けになるかですが、ミニカーの出来はイマイチです。 本屋で何個も見比べて買うことも.... 塗装やデカールの位置もバラバラな事が多いですよ。 
by MINERVA (2015-07-22 18:26) 

SORI

MINERVAさん こんばんは
すばらしい出来です。いいコレクションになりますね。
by SORI (2015-07-22 20:41) 

MINERVA

SORI さん
こんばんは!
ミニカーはいくつになってもワクワクします。
本当はプラモデルを製作すれば良いのですが、ラリーカーやF1などは市販されていないモデルもあり、この手の出版物に飛びついてしまいます。
市販車に近い形状のラリーカー、大好きなんです。
少しずつ、コレクションとして購入し、いつかは買ったミニカー手を入れてみようと考えております。
by MINERVA (2015-07-22 20:46) 

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