SSブログ

来年WRC復帰のトヨタ、新しいマシンでテストを開始。 [レース関係]

 来年のWRC復帰に向け、着実に準備を進めているトヨタ....

 新しいマシンも完成し、テストが行われている状態。 新しいマシンはトミ・マキネン・レーシングが製作しており、TMGはエンジン関係を主体として開発を行なっているとの事です。 4度の世界チャンピオンに輝いたトミ・マキネン、トヨタのWRC復帰に伴いチーム代表となりました。 現役引退後、自らチームを立上げたマキネンですが、チーム代表としても頑張ってもらいたいですね。

 ネットのニュース等で新しいテストカーの動画が上げられておりました。 車の形を分かりにくくする為、偽装を施してある状態なのですが、リアのウイング形状が今までのタイプよりも複雑になっており、攻めの姿勢。 入念な計画の下で進められている状況ですが、マシン的にも良い感じに見受けられます。

 前々からマキネン自らステアリングを握り、テストを行うと話しておりました。 今回の動画について、ドライバーが誰なのか分かりませんが、ネットのニュースなどを読む限りでは、シェイクダウンを行なったマキネンからはとてもポジティブな感想となっておりました。 走り出しから反応が良いマシンであるとの事で、期待大ですね。





 以前のテストカーでも積極的にテストを行なっておりましたので、新車でもかなりのハイスピードでテストを行なっておりますね。 規則で縛られ続けているF1と比べると、WRCの方がメーカー側も良い感じです。 また来年の規定では、更に改良できる範囲が拡大される事になっておりますので、それを見越しての開発作業が続きます。

 近年のWRC、シトロエンの一人勝ち状態でしたが、フォルクスワーゲンが参戦した事で情勢が変化。 フォルクスワーゲンが現在のWRCで一人勝ち状態となっております。 参戦前にかなりのテストを行なってきたフォルクスワーゲン、トヨタも同じ様にテストを行い完成度の高いマシンを作り上げてもらいたいですね。

 来年はターボリストラクターの口径が36mmにアップされ、出力が380馬力程度に向上。 重量も25kgの軽量化もスピードアップに繋がりますね。 アクティブセンターデファレンシャルも解禁となり、前後のトルク配分を制御する事で走りも格段に良くなる事と思います。

 チャンピオンであるフォルクスワーゲン、来年は復権に向け精力的に開発を行うシトロエン、再参戦では勝利も経験し侮る事の出来ないヒュンダイ、フォードからの資金が絶たれマニファクチャラーとして参戦を続けるMスポーツ、そして来年にはトヨタが加わります。 5つのマニファクチャラーが激突する来年のWRC、今から楽しみにしております。

 今週はF1のスペインGP、前戦のロシアGPにて2台揃ってポイントを獲得したマクラーレン・ホンダ。 シャシー側のアップデートが行われるとの事で、更なる飛躍に期待。
nice!(62)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 62

コメント 2

りょ〜さん☆

日本人として,日本のメーカーが海外で活躍してくれるのは嬉しく思えます。スポーツの「頑張れニッポン」の応援と同じ気持ちです。あ…「モータースポーツ」だし同じなのも頷けるか♪
メーカーが引き出す「性能」と市場に売り込む際の「性能」に若干のズレが出てきてるから,「不正」が繰り返されてしまうんですかね…。
車が好きなのと所持するのとは違うことも一因なのかもしれませんね(;^ω^)若者の車離れとか…
あ…某はもう「若者」じゃないから「違和感」を感じてしまうのかな(´;ω;`)
by りょ〜さん☆ (2016-05-11 20:43) 

MINERVA

りょ〜さん☆ さん
カーレースの魅力を感じられたのがF1とラリーだった訳ですが、最初にテレビで観た時の衝撃が今でも忘れられません。
小さい頃の思い出ですので、今でもテレビなどで観戦している次第です。
F1が市販車の販売に直結する事は少ないのですが、市販車の面影を大きく残すラリー競技ではベース車の販売に影響がありますね。
ラリーで頂点を極めた三菱ですが、今回の不正の影響は大きく、最終的に日産の傘下に入る事で収まりそうです。
記事にしているトヨタにしても、90年代には競技において不正が発覚し、活動禁止の期間もありました。
久々にトヨタがWRCのトップカテゴリーに復帰となりますが、国内よりも世界で復帰を願う声が大きかった事からも日本国内の車事情が分かりますね。
燃費や環境問題の対応も大切ですが、走らせてワクワクする車が減った事が車離れに繋がっているのだと思います。
車の人気、本当に落ちていますよね。

by MINERVA (2016-05-12 02:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。