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月末で忙しいのですが、ネットで懐かしい動画を観ては気分転換です~!! [レース関係]

 6月も今日を含めて残り3日、月末の忙しさはいつもの通り.... 辛い。

 忙しいながらも、今日は早く帰宅できました。 帰宅後はノンビリしておりましたが、宅急便で荷物を待っていることもあって、ゲームはせずにネットサーフィン。 その流れでyoutubeで動画などを観ておりました。

 パソコンの性能とネットの回線速度が上がり、動画も良い画質で観られる現在.... 便利な世の中になったものだと思っておりました。 私がネットで観る動画ですが、昔のレース映像や好きなバンドのライブ映像等が多いです。

 時間潰しでレース関係の動画を観ながら、「しかし、マクラーレン・ホンダはどうなるのだろう.... アロンソ離脱かエンジンスイッチか。 ホンダエンジンの性能が上がるまでは、他メーカーのエンジンを使用なんて話も出ているしな~」と言った事を考えておりました。 思えば、ホンダのF1挑戦から始まり、ヤマハやスバル、無限ホンダにトヨタが参戦しておりました。 日本も色々なメーカーがF1へ挑戦した訳ですが、幻のF1エンジンも幾つかありましたね。 

 ふと、「そう言えば、昔は幻と言われた日本メーカーのエンジンがあったな~」と思い出し、久しぶりにネットで動画を観ておりました。

 幻のF1エンジン.... 私としては、やっぱり筆頭は「いすゞ P799WE」ですね~。 トラックで有名ないすゞですが、昔は117クーペやジェミニ、アスカなんて乗用車もありました。 そんないすゞ、1990年から製作が開始されたエンジンがP799WEです。 その頃はインターネットも無く、紙媒体から情報を仕入れておりましたが、1991年になると「どうやら、いすゞがF1エンジンを開発中らしい」とスクープされました。 そして1991年の夏にはシルバーストーンのテストで初走行、ロータスに載せられたいすゞのエンジンはV12の甲高いエンジン音を響かせサーキットを走行したとの事でした。

 テストまで行った為、「1992年はロータス・いすゞか!?」と言われましたが、何とこのテスト走行でいすゞの開発は終了となりました。 元々はベンチテストのみで終わる予定でしたが、出来上がったエンジンの性能が思ったよりも高く、「じゃあ、予算を捻出して1回走らせよう」となったとの事です。 当時、乗用車部門で提携関係のあったロータスと交渉、102Bのシャシーを改良した102CにP799WEを載せてテスト参加となりました。 その割り切った方針に誰もが驚かされましたが、自社のエンジン開発力を見定める為だけのプロジェクトと知り、更に驚いた次第です。 

そして、そのテスト動画は「AUTOSPORTweb」で公開されております。

 いかがですか、速さはマクラーレンの6秒落ちとの事ですが、初製作・初テストですからね~。 凄い事だと思いますし、今よりもF1界は良い時代だったと思いました。 (一説には、最高速はかなり速いとの話もありました。)


 もう1つはチューニングメーカーであるHKSが製作した「HKS 300E」、こちらもV12のエンジンです。

 こちらも自社の技術力を見極めたいとの考えで開発されたとの事ですが、三菱との繋がりもあり「三菱がHKSを通してF1エンジンを開発か!?」と言われおりました。 12気筒5バルブエンジン、改造したF3000のシャシー載せて走行テストを富士で行い、コースレコードから5秒落ちのタイムを記録。 しかし、燃料が市販のガソリンであった事と、製作コストを抑える為に高価な材料は使わなかったとの事ですので、条件が整えばタイムアップは出来たと思います。

 この動画も「WabbRacing」が動画を公開しておりました。

 マシンがF3000を改造したシャシーなので単純比較は出来ませんが、それでも良い音しておりますよね。 「HKSも色々なチャレンジをしていたな~」と思い出し、80・90年代のF1は良かったと実感しておりました。

 最後に思い出されるのが、スズキが製作したエンジンです。 動画はありませんが、スズキもF1エンジンを開発しておりました。 V12とV10を製作しましたが、こちらは色々な事情があって開発・製作のみで終わったエンジンです。 型番はV12が3.5リッターエンジンで「YR91」、V10が3リッターエンジンで「YR95」でした。
 suzuki YR91.jpg
 ネットから拝借、「SUZUKI YR91」はV12の3.5リッターエンジン。
suzuki YR95.jpg
 ネットから拝借、「SUZUKI YR95」はV10の3リッターエンジン。

 このスズキのエンジン、当時F1に参戦していたレイトンハウスに載せて参戦の話がありました。 噂ではチームをスズキに売却する所まで進んでいたらしい.... しかし、オーナーが富士銀行不正融資事件に関与したとして逮捕、売却話も流れてしまいエンジンだけがスズキに残る形となりました。 

 ここで終わったと思いきや、スズキは3リッターのV10エンジンも製作。 最初の計画が頓挫しても、F1参戦を狙っていたのは確かですね。 その後はラリー活動のみとなり、JWRCのチャンピオンを獲得しWRCへとステップアップして行きました。 この二種類のエンジン、どの程度の性能か分からないのが残念ですが、二輪・四輪で活躍するメーカーですので期待が持てたかも知れません。

 幻のF1エンジンを思い出しつつ、幻のF1カーも考えておりましたが、それは別の機会にでも....

 最後にF1エンジンからは少し離れてしまう話題。

 90年代に本家ホンダと手を組みF1参戦をしていた無限、80年代には独自のエンジンを開発しておりました。 こちらも表には出ないエンジンでしたが、なかなかの性能だったとの事です。 無限と言えばの社長である本田博俊氏を思い出しますが、2003年に脱税の容疑で逮捕されました。 元監査役が不正に引き出したとして、一貫して無罪を主張しておりましたが、願いも通じず裁判で有罪が確定し収監.... 地裁・高裁・最高裁と争った訳ですが、判決は無罪→有罪→上告棄却で有罪となりました。

 ありましたよね.... 2003年から2010年まで裁判で争っておりましたが、有罪が確定し収監。 一般的には「本田宗一郎の息子が脱税で逮捕」と報道、2017年の現在では懐かしい事件となってしまいましたよ。 収監され刑期を終えた本田博俊氏ですが、今年に入り「脱税事件の有罪判決を不服として再審請求」を起こしました。 最高裁で確定した判決では、元監査役と共謀して所得を隠し、法人税法違反罪を問われて懲役2年との事でした。  今回の再審請求に対してですが、元監査役の資金流用が認められた民事訴訟の資料を「新証拠」として提出するそうです。 脱税事件とは別として、本田博俊が元監査役達に起こした民事訴訟において、すべて本田博俊氏側の勝訴か和解となっており、その事実を「新証拠」とするそうです。 そうなると、最高裁の判決って何だったのだろうか....

 そして一番だと思った事は、「全く関与していないのに出来レースで有罪とされ、納得できない。『金にクリーンであれ』と教えてくれた父の名誉も傷ついた」と訴えた本田博俊氏の言葉。 果たして、良い結果になってもらいたいとは思いますが、どうなる事やら.... そして、本家ホンダのF1もどうなる事やら.... さて、残り二日も頑張ろう!! 
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かずのこ

いすゞのF1エンジン。
本当に懐かしい話です。

by かずのこ (2017-06-29 12:13) 

MINERVA

最初に噂を知ったのが1991年の春先だったと思いますが、もう25年以上も前なのですね.... 懐かしいと思います。
初のF1向けV12エンジン製作とテスト走行、この1回のみが本当に勿体無い感じですが、それだけ技術力も高かった証拠ですね。
最初に知った時には「えっ、いすゞ!? トラックの!?」と驚いた記憶が今でも鮮明に残っております。

by MINERVA (2017-06-29 13:22) 

みぃにゃん

今はF1みないですが一番ブームだった時は良くみたものです。今でもたまにその時の動画youtubeでみたりしています。セナとマンセルのバトルなんて好きでしたね。
by みぃにゃん (2017-06-29 22:08) 

raomelon

6月も明日で終わりですね~
今年も半分が過ぎて、早過ぎます^^;
ネット動画、気分転換に良いですね^^
by raomelon (2017-06-29 23:00) 

MINERVA

みぃにゃん さん
1987年にフジテレビでF1の放送が始まり、バブルと重なって人気が出ましたよね。
セナとマンセル、名勝負と言えば1992年のモナコの印象が強いですが、この時代は個性豊なドライバーが多かったな~。
youtubeは色々な動画が観られますので、時間を忘れて動画を検索してしまいますね。
by MINERVA (2017-06-30 09:34) 

MINERVA

raomelon さん
あっと言う間に2017年も半分が終わろうとしております.... 早い!!
yutube等、今は検索すれば何でも探せてしまえて便利ですよね、その代わりに忘れっぽくなってしまいますが.... 
頭のスイッチを切り替えて、今年後半も頑張りますよ~!!

by MINERVA (2017-06-30 09:49) 

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