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「劇場版クラッシャージョウ」公開40周年記念上映+トークショー付きに行ってきました! [アニメ]

 さて、3月12日と言えば1983年に「クラッシャージョウ」が劇場公開された日ですね。 この年はアニメの劇場公開が多く、同じ時期に「幻魔大戦」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」が劇場公開され【春の三大アニメ映画】として話題になりました。 そうして公開された劇場三作品ですが、今年で40周年を迎えました。 今でも多くのファンが居る作品ですね。(う~ん、個人的に完結編はアレですが....)

 そして40周年を迎えるにあたり、公開日に「クラッシャージョウ」が特別上映がされました!!

 場所は池袋にある「新文芸坐」での開催となりますが、あいにく行った事が無い劇場でしたので、念入りに場所をチェックし出発となりました。 直前に発表された物販が販売される9時をターゲットに準備を進めておりましたが、気付けば9時に間に合わない時間に.... 「ヤバイ、山手線経由だと結構時間が掛かる!!」と言いながら駅へ向かい、りんかい線直通の埼京線に飛び乗り池袋を目指しました。

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 埼京線に助けられ、何とか9時チョット過ぎには池袋に到着。 ここから徒歩で「新文芸坐」を目指します。
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 徒歩で数分.... 無事に「新文芸坐」に到着!! エレベーターに乗って劇場へGO!!
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 今回の上映ですが、午前と午後の2回行われる事になっており、チケットは両公演完売となっております。 多くのファンはこの日を待っておりましたよー。
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 ロビーには当日販売される物販関係の展示やポスター等が展示されておりました。 物販については複数種類あり、普通に購入出来る物だけではなく、抽選販売の物もあり充実しておりました。
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 写真はチョット小さいですが、こちらが普通に購入する事が出来る物販です。 アクリルスタンドにミニポスター、そしてハセガワさんのプラモデルが数種あります。 プラモデルは所有しておりますので、アクリルスタンドとミニポスターを購入です。
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 こちらが抽選販売の案内ですが、安彦さんのサイン入り著書と佐々木るんさんのサイン入りフィギュアもありました。 こっちは悩んだ末にパス。
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 ハセガワさんのプラモデルの横にあるのが抽選販売の著書とフィギュアです。 やはり、買っておけば良かったかな....
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 こうして物販を購入した訳ですが、上映までは1時間以上も時間が.... とりあえず時間潰しをしなければなりません。
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 ちなみに、物販の実物はこんな感じです。 ミニポスターは額に入れて飾るのが良いかも。 
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 今回の物販で一番驚いたのが「ジ・アニメ」のクラッシャージョウ復刻号です。 当時の特集記事を集めて1冊にしたとの事ですが、この熱意は素晴らしいと思いました。 
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 その他に当時の物を展示するスペースがありましたが、これは当時のパンフレットの中身ですね。
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 こちらはチラシかな? 多分、そうだと思います。
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 到着してから気づいたのですが、当日は出演者へのプレゼントを入れるBOXが設置されておりました。 何かお菓子類でも持ってくれば良かったかも....
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 そして40周年を祝うお花がファンクラブから贈られておりました。 本当、ファンクラブのご尽力があって色々なイベントが開催されていると言っても過言ではありません。 そんな素敵な方々のおかげで、私達は今でもクラッシャージョウを身近に感じる事が出来ていると思っております。

 その後も持参した本を読んだり、自販機で購入したコーヒーを飲んで開場までの時間をまったりと過ごしておりました。 そして、いよいよ開場の時間となり移動です!!

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 「新文芸坐」さんのHPで見た写真では何となく小さい感じがしておりましたが、実際に入ってみると思っていたよりも大きく、椅子も座り易かったです。
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 スクリーンの近くへ移動し、持参した当時のパンフレットを持ってい1枚。 相変わらず同じことをしておりますが、今回はアニメージュではなく....
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 復刻号の表紙にもなっている「ジ・アニメ」を持参しましたよ。 今回の復刻号は表紙がPP貼りがグロスで凄いテカっておりますが、私的には安彦さんの画はマットPPの方が良いと思うんだけどなー。 あと雑誌の大きさが違う様に見えますが、写真の撮り方が悪かったからです。 実際には二冊共に同じサイズですよ。  

 そんな事をしながら自分の席へ着いた訳ですが、程なくして劇場からの物販販売一時終了等のアナウンスがありました。 「うむ、いよいよだな!!」とテンションが上がりつつある中、続いてアルフィン役の佐々木るんさんによる「5分前劇場」が始まりました!!

 るんさんの軽快なトーク、そして上映を待ち続けたファンへの暖かい言葉、高千穂先生と安彦監督のトークでショーで盛り上がってもらえるかへの不安などなど.... 確かに、以前のトークショーではお二人とも「忘れた」を連呼されておりましたからね~。 

 こうしてるんさんの「5分前劇場」も終わり、ついに「劇場版クラッシャージョウ」の上映が始まりました!! おおー、やはり大きなスクリーンで観る、クラッシャージョウの神オープニングは恰好良いぞー!! 前回の観賞が35周年のイベントでしたので、単純に考えても5年振りスクリーン観賞。 上映にあたってるファンクラブの方々の並々ならぬご尽力のおかげで成り立っておりますので、ファンクラブの方々には心から感謝です。

 今回の上映ですが、映像の綺麗さは勿論ですが、音の動きも結構良く感じました。 大きなスクリーン内をジョウ達が動き回る訳ですが、それに合わせて音も移動するって感じでしょうか。 ただ.... 本当に個人的な感想ですが、幾つかの場面では何となくスピーカーが限界っぽい感じがしておりました。限界と言うかサチってると言うか.... 全体では無く一部っぽい感じです。(本当、ほんの数か所で一瞬だけ感じただけですよ)

 とは言え、いつもの様に神OPから物語序盤のワープのシーン、惑星ラゴールへの降下時やマーフィーパイレーツのベゴニアス島での戦闘.... そして、やっぱりゴモラでの戦闘とコルドバの回頭シーンは素晴らしいですね。 あの戦闘シーン、いつ観ても最高です!!

 物語も事件が解決し、あっと言う間に最後のシーンに.... アルフィンからドクター・バルボスとマチュアが親子だった事を聞き、ハッとした顔をになるジョウ.... マチュアの言葉の意味を理解したかは分からないものの、アルフィンと共にエアカーのスピードを上げて走り抜けて行くシーンはジョウの気持ちが表れているのでないかと私は思っております。

 そしてエンドロールへと移って行く訳ですが、主題歌の「飛翔〈NEVER END〉」をバックにジョウ達のチームが宇宙へ旅立つシーン.... 何度も書きますが、私はこのシーンがメチャクチャ好きなんです!! コーヒーを淹れるドンゴ、操縦席で待つ4人の所へドンゴがコーヒーを持ってくるのですが、大きな事件に巻き込まれたとしても、クラッシャーにとっては日常の事。 終ってしまえば引きずる事も無く、次に進む流れが小説を含めジョウ達クラッシャーである事を見事に表していると感じております。

 こうしてあっと言う間に上映が終わり、会場は大きな拍手に包まれました。

 会場内のアナウンスでは、準備を行いトークショーが行われますと放送されましたが、流石に長編映画でしたのでトイレに行かれる方が多かった.... しかし、トークショーの準備を行っている姿を見ながら気になった事がありました。

 「あれ、三人のトークショーなのに椅子が4脚準備されてるな....」

 この日は原作者の高千穂遥さん、監督の安彦良和さん、アルフィン役の佐々木るんさんの三人によるトークショーとなっておりました。 勝手な想像はしたくないと思いますが、色々な意味でワクワク感が増してきましたよ。

 チャイムが鳴り、いよいよトークショーが始まる訳ですが、今回のトークショーではファンクラブの方が司会をされておりました。 司会が拍手で迎えられ自己紹介された後、今回は佐々木るんさんが進行役をされるのでストップする立場でおりますとの事でした。 ナルホド!!

 そして紹介の後、佐々木るんさんが拍手の中登場!! るんさんから集まったファンへの感謝のお礼があり、ゲストを呼ぶ為の合い言葉の復習。(ワープイン) そしてるんさんの掛け声で合い言葉を合唱し、ゲストが登壇となりました。

 最初に安彦監督、次に高千穂先生、そして急遽参加となった主人公ジョウ役の竹村拓さんが登場し、会場は割れんばかりの拍手で迎え入れておりました!! このサプライスに会場の温度が上がった気がしますね。(拍手が一段と大きくなってましたよ)

 司会の方からお三方が紹介された後、るんさんから竹村さんに一言を求めた訳ですが.... 「休暇が消えちまうな」と劇中の生セリフ披露で拍手喝采です。 そして自己紹介をしてもらう流れでしたが、安彦監督は「私の知っている文芸坐と言えば旧文芸坐で、若い頃は良く観に来ていたと」と言われておりました。 高千穂先生は「3~4月は黄色い毒ガス(花粉?)があるから出ないのだが、安彦さんが来いというので来ました」との事でした。 そして竹村さんですが、「ここは若い頃に劇団で使った事がある。 また最近は座骨神経痛で動けなくなり、今回の参加も最初は断ったのですが、最近は温かくなったので参加させて頂く事になった。」との事でした。 

 ここでるんさんから「私も舞台に立った事がある、飛び回るお転婆な役だった。」と言えば「ピッタリだ」と竹村さん。 これに対して「失礼な奴!!」と返す訳ですが、息の合ったやり取りは聴いていて感動でした。 
 
 次に近年幾つかの受賞をされた安彦監督を皆で祝いましょうとの事で、割れんばかりの拍手とお祝いの言葉が書かれた大弾幕が観客席から安彦監督に向けて掲げられました。 そしてお祝いの花束がファンクラブの方から渡された訳ですが、るんさんよりファンクラブの方々に感謝の言葉が伝えられおりました。 原作者である高千穂先生にも花束を渡す訳ですが、弱弱しく「花粉を近づけないで」と先生。 すかさず「奥様に持って行って下さい。 奥様が安彦さんに画を書いてもらう様に進言した」と言っていたと思います。

 その後、スクリーンに劇場公開時に撮られた舞台挨拶の写真が映し出され、写真を見ながら思い出話に花が咲いておりました。「高千穂が一番変わったなー」と安彦監督、そして「誰でも歳は取るんです。 どうせいずれはこうなるんです」と言っておりましたよ。 るんさんは写真を見ながら「この写真はアルフィンのデートウェアを作って着ており、当時のマネージャーがそれくらいやれ」と言われて作ったそうです。 その時「だったら今日も着て来いよ!!」と高千穂先生が言えば、コメントを求められた竹村さんは「今のるんの写真は可愛かったね」と返し「あれから40年.... そうだよな~40年.... 可愛かったんだね」との回答。 すかさず司会から「いっ、今も可愛いです」とすかさずフォローが入っておりました。 シーンしている会場にるんさんが「何にも返事が無いじゃない!! みんな!! 」と言えば、会場は拍手で返しましたよ。 「ありがとう、みんな!! やさしい....」と言った所で「だったらそれ着て来いよ!!」と高千穂先生。 この楽屋トークっぽいのは面白いですね、前回行った35周年のトークショーを思い出しました。

 話は戻って、写真はどこの舞台挨拶がどこだったのか推測する流れに..... 初日なのか完成試写なのか、あっちだこっちだで盛り上がりました。 全国を巡った思い出、それから40年も愛され続けている作品への想い等々.... 当時のクラッシャージョウについて、安彦監督は「SFにうるさい男の作品をやる訳だから、高千穂の顔色をずっと伺っていた」と言い、高千穂先生は「僕はSFアニメを作りたかった、それをやった」みたいな事を言われておりました。 竹村さんに当時の事を話してもらう訳ですが「当時働いていた事、記者会見が終わるまでドッキリだと思い続けていた事、有休でアフレコに参加し、周りの声優達をみながらプロって凄いなー」と思っていたそうです。 確かアルバイト感覚で参加した様な話を依然していた様な記憶がありますが、40年もの長い時間の中で今でも気付かされる事がる言われておりました。 息子さんが凄い映画を教えると言って観た映画は凄いけど、CGだらけなのに対し、全てが手描きのクラッシャージョウの様な作品を若い人達にも見てもらいとるんさん。 親世代になった当時のファンが子供達を連れて劇場に来てくれている事にウルっとしていたそうです。

 司会の方よりククルスドアンの島へ話題が振られましたが、高千穂先生には「古いよ」と言われ、「スラムダンクを観ろと言われたので、所沢に観に行った」と言われてました。 モーションキャプチャーの凄さについての話になり、その後ジ・オリジンの話題に移りました。 途中で入られた方が傍らに置いた居たのは「クラッシャージョウ」であり、「そんな古いのやめなさい」と安彦監督が言っても最後までそのテイストで進められたとの話でした。 オリジン、観直そうか....

 トークショーも終盤になり、話はクラッシャージョウの原作へ移りました。 昨年発刊されたクラッシャージョウ外伝ですが、当社は書く予定は無かったらしくコミカラズ版が好評である事に刺激を受けて書いたとの事でした。そして納屋さんの声が脳内に聞こえてきたので、原作で行方不明となったコワルスキーを何とか脱出させようと考えたらしいです。 次回書くとすれば、ジョウの話に戻すとのことでした。

 今回の上映ですが、二部構成となっておりますのでサイン会等も出来ない為、サイン等が当たる抽選会が行われました。 次々に番号が決まって行きますが、残念私はかすりもしませんでした.... しかし、当選された方の中に若い方が居たのは確かに嬉しかったですね。

 抽選会も終わり、いよいよフォトセッションとなりますが、ファンの為にたっぷり時間を割いてくれました!!
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 今回、竹村さんの参加はサプライズだった訳で....
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 40周年上映に参加することが出来て....
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 本当に夢の様な時間を過ごす事が出来ました!!

 そしてトークショーの最後ですがコメントが出されましたが、安彦監督は「今は漫画家ですが、忘れ物を取りにをフレーズにチョット最近はアニメもやってます。まだ現役で関わっていきます。」との事でした。 高千穂先生は「原稿が凄く遅れてますけど、ぼちぼち書いていきますので、出たら買って下さい。 多分、掛ける。」との事。竹村拓さんは「先輩たちが頑張ると言うので、私ももう少し頑張ります。」との事ですが、高千穂先生が何やら横やりを入れておりました。 るんさんは「今日は新しいロゴが出来てます。 40周年を記念して、この一年はこのロゴを何らかの形で使っていきたい。」と言われておりました。 フォトセッション時にスクリーンに映されていたロゴがそうですが、格好良いですよね。

 トークショーが終わり終了のアナウンスと共に退場になる訳ですが、ロビーへ移動すると午後の部へ参加する来場者が物販購入の為、長蛇の列が出来ておりました。

 午後も参加される方々がおりましたが、私は用事があった為、今回は午前のみで退場でそた。 

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 最後にロビーの展示物を見てみると、今回トークショーに参加された四人によりサイン色紙が展示されておりました。 こりゃあ、当選した方は一生の宝物ですね。(羨まし~!!)

 こうして私の「劇場版クラッシャージョウ」公開40周年記念上映は終わりとなりましたが、次は45周年、50周年と続いてくれる事を信じ会場を後にしました。

 しかし.... 機動戦士ガンダムの劇場版も年は違えど同じ時期なんですよね..... そっちは自宅で円盤を観て祝おう。
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lanch

私は用事があってこの上映会には参加できませんでしたが、MINERVAさんがうらやましい!
40年経ってもこのようなイベントが行われる作品って、珍しいですよね。最近ハセガワからキットが沢山でたのも、40周年を意識していたんでしょうかね。
45周年があれば、参加したいものです。
by lanch (2023-03-18 03:14) 

MINERVA

lanchさん、こんばんは 。
そうだったんですか、タイミングが合えば会場でご挨拶できましたね。
今回のトークショーの最後に佐々木るんさんが言われておりましたが、40周年の記念ロゴも完成し今年はこのロゴを使って色々とやりたいとの事でした。
ですので、今回だけでは無いかも知れませんね。

by MINERVA (2023-03-18 19:25) 

よいこ

作品は知りませんが、その雑誌の挿絵は見覚えがあります。
安彦先生に会えるんですね。こんなイベントがあることがうらやましいです。
by よいこ (2023-03-21 05:25) 

MINERVA

よいこさん、こんばんは。
私のブログには何回か登場しております「クラッシャージョウ」ですが、原作は高千穂遥先生の小説です。 原作小説の表紙と挿絵を描かれていたのが安彦さんなのですが、ガンダムやイデオンの劇場版の次に日本サンライズが劇場映画として製作されました。
原作に関わっていた事もあり安彦さんが監督となりましたが、監督以外にもキャラクターデザイン・脚本・絵コンテ・作画監督を担当しておりましたので、一人五役とったマルチぶりでした。
劇場公開から40週年となりましたが、人気は未だ衰えすですね。
by MINERVA (2023-03-21 19:45) 

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