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毎朝の密かな楽しみ、「ペリーヌ物語」の再放送.... [アニメ]

 本放送は1978年なので、もう37年前の作品となってしましましたが、カルピスファミリー劇場で放映されていた「ペリーヌ物語」はとても好きな作品です。

 フランス人作家エクトル・マロ原作の作品を基に製作された作品です。 同じ世代の方々なら観ていると思われますが、ハッピーエンドの作品としては私の中でベスト3に入ります。 

 そんな「ペリーヌ物語」ですが、関東地方ではTVKにて現在再放送中.... 全53話の作品ですが、今日の時点で33話です。 パリ編に入っておりますので、残り20話は通しで観たい位の内容です。

 ネタバレも含め、「ペリーヌ物語」のあらすじは下記の通り....

 親子3人で旅をしながら写真屋をしていたパンダボアヌ一家、旅の中で父親のエドモンが病に倒れ死去。 残された母と娘のペリーヌ、家族で向かっていた父の故郷であるフランスはマロクールへ向かいます。 残された親子2人は写真屋で生計をたてながら旅を続け、色々な人々と出会います。 しかし、母親も病に倒れ、母として娘に伝えた最後の言葉「「人に愛されるにはまず自分が人を愛さなくては....」を残し死去してしまいます。 残されたペリーヌは1人でマロクールへ向かいますが、途中でペリーヌも倒れてしまいます。 しかし知り合いに助けられいよいよマロクールへ.... 

 ここまでが前半部分ですが、マロクールに着いてからも色々な事が起こります。

 ペリーヌの祖父であるビルフランと父エドモンは仲たがいしており、その家族についても良い印象を持っていない聞いたペリーヌ。 母が「おじいさまはあなたを歓迎しないかもしれない」と言っていた事を思い出し、オーレリィと名前を変えて祖父の工場で働く事にします。 持ち前の明るさと人に対する思いやりの心を持ったペリーヌはマロクールにおいても良き人々に出会い、紆余曲折を経て祖父であるビルフランの私設秘書になります。 目の見えない祖父の後継者を狙い、甥っ子のテオドールと工場長のタルエルから煙たがれるペリーヌ。 ここからが「ペリーヌ物語」の真骨頂となりますが.... 

 実は息子であるエドモンを後継者と考え、息子の行方を捜していたビルフラン.... しかし息子の訃報を知り、ふさぎこんでしまうビルフラン。 食事も摂らずにいるビルフランに対し、オーレリィの相手に対する思いやりの心に打たれ、ビルフランは閉ざした心を開くようになります。 そして落ち込むビルフランに為に見舞いに訪れたのは、オレーリィの親友ロザリーの祖母であるフランソワーズ。 ビルフランとの会話の中で「オーレリィさんはエドモン様のお小さいときのお顔に、よーく似ているんでございますよ。それはもうソックリ」と伝えたことにより、ブルフランの心の中で新たな希望が芽生えます。 オーレリィは自分の孫ではないか.... 信頼するフィリップ弁護士に心の内を伝え、調査を依頼します。 

 この47話が最大のターニングポイントになり、物語は大団円の方向へ....

 心の中で相手に対しての思いやりが芽生え始めたビルフラン、オーレリィから工場で働く人々の為に改善を訴えられ、工場のあり方についても考え方に変化が生まれます。 そんな姿に甥っ子のテオドールが難癖をつけますが、人の事を考える様になったビルフランは聞く耳を持ちません。 そして、調査を終えたフィリップ弁護士が報告をする為にビルフランの家へやってきます。 何かを感じたテオドールが駅で待ち伏せし付いて来ますが、ビルフランは気にしません。 大事な話と思い席を外そうとするオーレリィに対して、その場に居るように伝えるビルフラン。 最後の調査がまだだと伝え、イラつくビルフランをよそにフィリップ弁護士はオーレリィに話しかけます。 パリでのパリカールの事やルクリさんの事を聞き、最後に「そう、ルクリさん。あの方がよろしくとのことでした。『ペリーヌ様』。」と.... ビルフランに対して調査結果として報告し、オーレリィが自分の孫「ペリーヌ」となった瞬間です。 ペリーヌと抱き合うビルフランの口からは、「神よ!この幸せをどうやってあなたに感謝すればよいのでしょうか。」と感謝の言葉が出てきます。 

 この49話で終わっても良い内容ですが、話は終わらずに続きます。

 自分の孫と分かったペリーヌ、ビルフランはお世話になった町の人々へ礼を言うために回ります。 またビルフランは孫の顔を見たい為、手術を受けることを決断。 無事に手術は成功し孫の顔を見る事が出来た事により、喜びは更に増します。 ビルフランは「しかし、何てお前は息子に、エドモンに似ているんだ。もしわしが目が見えていたら、一目でお前がわしの孫だとわかったろうよ。フランソワーズを除いては誰もそのことに気付かなかったのは、よくよく間抜けな人間が多かったんだな。」と言うほどです。 人々の為に色々と考えるようになったビルフラン、祖父の愛情を受け幸せになったペリーヌ。 ペリーヌは最後に「おとーさーん、おかーさーん、私、幸せよー、安心してくださーい。」と亡き両親に向かい語りかけ、物語は終わりを迎えます。

 49話のフィリップ弁護士、良すぎます。 涙が止まりません。 「ペリーヌ良かったね。」と思える瞬間ですが、シリーズを通してよく考えられています。 はやく49話にならないかな....

 何回も観ている作品ですが、いい年しながら毎朝を楽しみにしているですよね....
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