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モータースポーツのイベントに行った後、いつも思うこと.... [レース関係]

 先週末は「モータースポーツ ジャパン フェスティバル in お台場」だった訳ですが、来場者は年々増え人気も出ていると思います。

 今年で9回目、初開催時にはF1やWRCに参戦しているメーカーも多く、小さいながらも走行ステージの中をデモランするマシン達の走りに感動します。 残念ながら、世界のトップカテゴリーへ参加する国内メーカーが無くなってしまい、デモランの花形は国内レースのマシンになってしまい、寂しい所です。

 来年にはホンダがエンジンサプライヤーとしてF1に戻ってきますので、これをキッカケにその他のカテゴリーにも参戦する国内メーカーが増えて欲しい所です。

 トヨタはテスト車輌としてヤリスWRCでテストを重ね、来るべき参戦の時期を模索しております。 youtube等にテストの模様が多数アップされており、昔と違い何とも便利な世の中になったもんだと驚きます。

 話は戻って、この手のイベントに行くと色々なカテゴリーのファンが来られます。 モータースポーツ全般が好きなのですが、今回の様な都心部での大掛かりなイベントですと、主にサーキット系のファンの方が圧倒的に多く、ラリーファンはやや少なめになってしまいます。 これは国内ラリーが最近までは「ひっそり」と行われていた関係上、仕方の無い事ですね。

 F1やスーパーGT等は、サーキットへ行けば必ず観られます。 したがって観戦するのは楽だと思います。 実際、F1やWEC、昔はオートバイのレースも行きましたが、国内にあるサーキットへはアクセスがそこまで酷くありません。 富士スピードウェイも改修後は更に便利になりました。

 それに比べ、「じゃあ、行こう!!」となりにくいのが、WRC等のラリー競技。 

 国内ラリーを観戦した事が無いので、実際に比較は出来ないのですが、2004年から2010年まで行われたWRCのイベントであるラリージャパンには行きました。 開催されなかった2009年を抜かすと、都合6回開催されましたのですが、初年度以外の5回を観戦しました。

 ラリー競技と言えば、開催日程が3日間である事とステージが20以上あります。 それを考えると、全て観戦する事は実際には不可能.... しかもWRCのトップカテゴリーを走らせるには、それ相応のステージを作らなければならず、ラリージャパンの場合には北海道を大きく移動しながらとなりました。 スーパーSSだけでも楽しめますが、やはりWRCの醍醐味は林道等のステージを走りぬけるマシン達の速さと、それを操るドライバー達のテクニックを観る事.... 

 どんな天候でも、基本的にはキャンセルされる事は無く、自分達のマシンを信じ、作成したペースノートを読み上げるコ・ドライバーの内容を瞬時に判断し、ドライバーがマシンを操る所ですが、観戦する自分達も移動する事になりますので、サーキットでレースを観戦するより大掛かりになります。 山の中まで行き、観戦ポイントでマシンを観るのは1台に付き数秒から数十秒ほど.... 知人が「一瞬だけなんて、お金払うのが勿体無い感じ」と言っておりました。 

 WRCの場合、トップカテゴリーから一番下のカテゴリーまで多ければ数十台になりますので、見応えは十分ですし、現地では何ともいえない一体感が生まれ、非常に盛り上がります。 一瞬しか観られないですが、観る観客側もその一瞬に集中します。

 何とかラリーが普及しないかと考えておりますが、ここらでスバルの復活が望ましい.... 昨日もイベント会場にて、若者達の会話の中で「新井って誰?、チャンピオンなの?へ~」 とか 「ラリーって、ドリフトが出来りゃあ良いんだろ?」 と言った具合でした。 PWRCで二度も世界の頂点に立ち、モナコで開催されるFIAの表彰式にも出ている人なのに.... 市販車の形に一番近いラリー競技、欧州では非常に人気がありますがが、国内メーカーが参戦するようになり、国内ラリーへの認知が拡がれば、もう少し一般的に浸透するのではないかと思います。

 参戦の場を国内に移した新井選手、もう一度世界に挑戦して欲しいと思い、今回のイベントでも新井選手と話しておりました。 「頑張れ、新井選手!!」

 2007年のラリージャパン、シェイクダウンにて積極的に走り込む新井選手。 今でも情熱はそのままに....
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 スバルさん、そろそろラリーへのテコ入れをお願いします。
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