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波乱続きの2015年ツール・ド・フランス、第7ステージをCSで生観戦中!! [自転車]

 落ち着いたムードで進んでいた第6ステージ、波乱はゴール前スプリントへ向かう先頭集団で起こりました....

 前走の選手と接触し、総合首位であトニー・マルティンが落車!! 左肩を押さえるように手を置き、動く事が出来ません。 何とか起き上がり、チームメイトに両側から押される形となったマルティン。 もはやペダルを踏む事も出来ない程、彼の体には問題が発生しておりました。 レース後の検査の結果、左鎖骨の開放骨折との診断されツールをリタイヤする事になってしまいました。 表彰式に姿を現したマルティン、彼の2015年ツール・ド・フランスはこの表彰式を持って終わりを告げました。

 今年のツールは呪われたかの如く、不運に見舞われる選手が多いです。 特にマイヨ・ジョーヌに袖を通したカンチェラーラとマルティンのリタイヤ、全チームに与える衝撃は多きかった事と思います。

 今夜の第7ステージは、リヴァロ~フジェールまでの190.5kmとなっております。 今回は序盤に4級山岳が1箇所あるのみとなります。 今夜もスプリンターに有利なコースと思われます。 今日のプレゼントは「マーク・カヴェンディッシュのゴールでの順位」との事でした。 プレゼントには時計があるので、今日は気合を入れて申し込まないと....

 いよいよ現地からの映像に切り替わりますが、第6ステージ後の記者会見の映像が流されておりました。 チームメイトがステージ優勝した事で、チームだけの祝いの場に出席し、仲間の勝利を笑顔で祝福しておりました。 トニー・マルティン、元気になって来年のツールへ戻ってきてもらいたいとの事です。

 そして現地映像はマルティンのリタイヤにより、総合首位になったフルームが映し出されました。 しかしフルームはマルティンに対して敬意を表し、このステージではマイヨ・ジョーヌを着用しない事をリリースしました。 さすが2013年のマイヨ・ジョーヌ!! フルームもまたマイヨ・ジョーヌの身に着ける者のプライドを理解しているからだと思います。
 
 レースは残り133kmの地点から放送となり、差は2分となっております。 今日もスプリンターが活躍するステージ、昨日と同じ様な落ち着いた状態で進行しております。 逃げは5人となっており、良く回っております。

 残り100kmとなりました、逃げとメインとの差は程変わらず、2分10秒となっております。 大きな動きも無く、選手達は補給食を摂りながら走行中。 また、どのチームにもアシストには色々な仕事があり、チームカーからのボトル運びやサコッシュ運びを行うものです。 まれにエースもやったりする事も....現地映像にて、クイックステっプのミカル・クヴィアトコウスキーが大量のサコッシュを背負い走っておりました。 クヴィアトコウスキーは昨年の世界選手権ロードのチャンピオンでマイヨ・アルカンセルを身に着け走ります。

 その後もレースに大きな動きも無く、残り70kmを切りました。 ただ、先頭とメイン集団の差は徐々に縮まってきつつあります。 その後も大きな動きも無く、残り30kmまできた所です。 差は20秒にまで縮まっております。 逃げ集団から山岳ジャージのダニエル・テクレハイマノが脱落。 メイン集団はにげの集団との差を調整しらがら走っているのではないかとの話でした。

 そして、25km、20km、15kmとゴールへ近づいておりますが、逃げの人数も現在2人まで減ってしまいました。 しかし、メイン集団は逃げを追わない様にしております。 ゴール前スプリントに向け、逃げの2人を捕まえつつ、その加速を利用して最後のアタックに持っていきたいらしいです。 

 残り11km、ここで最後まで逃げていた2人は集団に飲み込まれて行きました。 そして残り10kmのアーツを潜ります。 先頭の位置取りが始まっており、ここでスカイが頭を走ります。 しかし、右側からBMCも上がってまいりました。 

 残り5kmを切り、クイックステップ勢も先頭に上がってきました。 位置取りが激しくなる!! 残り3km、ジャイアント勢もトレインを作って来ました。 すこし集団が縦長になっております。 残り2kmを過ぎジャイアントはロータリーの処理をミスしてしまい、遅れてしまいます。

 残り1km、ロットも上がってきました。 ロットが上手くロータリーを処理!! 残り500m、グライペルが良い位置にきました。 ゴールまでもう少し!! ここでグライペルがアタック!! サガンも後に続く! グライペル速い、このまま行くのか!! あー、一旦沈んだカヴェンディッシュが右から加速!! グライペルに並ぶ、並ぶ、抜いた!! カヴェンディッシュが久々の爆発!! ゴールはもう目の前にある!! 行くか、グライペルとの差を拡げた~!!

 2015年のツール・ド・フランス第7ステージを制したのは、クイックステップのマーク・カヴェンディッシュが優勝!! 無念のリタイヤを余儀なくされた、トニー・マルティンに捧げる勝利だ!! やった~、カヴェンディッシュ!! おめでとう~!!

 久しぶりに、レース後のインタビューを受けるマーク・カヴェンディッシュ 本人も久々のインタビューを喜んでおりました。 

 明日はレンヌ~ミュール=ド=ブルターニュまでの181.5km、コース最後に登場する「ブルターニュの壁」が最大のポイントになることでしょう。


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コメント 7

tarou

こんばんは
「豊川稲荷・成田不動」にコメント有難うございました。

レースも残り30Km・・・・、あと少しで勝負がつきますね\(^o^)/
by tarou (2015-07-11 00:11) 

tarou

こんばんは
「豊川稲荷・成田不動」にコメント有難うございました。
私も、良く行く横須賀の街ですが
ここには、初めて行きました。
階段が結構きつかった・・・・

ベランダ菜園、成長が楽しみですね(^○^)
by tarou (2015-07-11 00:29) 

MINERVA

tarou さん
コメント有難うございます。
「豊川稲荷・成田不動」、行ってみたい所ですね。
8月1日、行ければ良いのですが....
毎日レース観戦ばかりになっておりますが、それほど自転車レースはおもしろいですよ!!
by MINERVA (2015-07-11 13:15) 

楽しく生きよう

今年は落車による上位選手トラブルが多いように思いますが、こんなものですかね。
by 楽しく生きよう (2015-07-11 13:58) 

MINERVA

楽しく生きよう さん
昨年も波乱が多いレースとなりましたが、今年のマイヨ・ジョーヌ 二名が連続リタイヤとは....
呪われているとしか言いようが無いですが、昨日は大きなアクシデントもなくゴール出来ましたので、落ち着いてくれればとねがっております。
by MINERVA (2015-07-11 16:56) 

ojioji

トニー・マルティンの同僚カヴェンディッシュの優勝、良かったですね(^_^)
MINERVAさまの選手を思い遣るレポート、堪能しました。
劇的な出来事が続いて、本当に面白いです。
カヴェンディッシュはステージ優勝回数がメルクス?やイノーに続く歴代3位になったとか。そんなにすごい選手なのですね。トニー・マルティンもカンチェラーラも、知れば知るほど超人(^_^;)みたいです。その彼らがリタイアとは、ツール、厳しすぎ。

by ojioji (2015-07-11 19:08) 

MINERVA

ojioji さん
昨日のゴール前は、思いっきり放送にハマリました。
カヴェンディッシュ、これでようやく波に乗れるのではないかと思います。
ただ、スプリンター向けのステージは少なくなりますが....
ステージ優勝回数はそうだった気がします。(メルクスさんの記録は抜けないと思いますが....)
グランツールにに出場する選手は、自国の選手権や世界選手権等の優勝者達ばかりですが、やはり世界選手権の優勝者は別格だと思います。
アルカンシエル.... だれもが憧れると思いますが、カンチェラーラ、マルティン、カヴェンディッシュはアルカンシエルを獲得しています。
カンチェラーラとマルティンは個人TT、カヴェンディッシュはトラックのマディソンと個人ロードで栄冠に輝いておりますよ。
ツールとは離れてしまいますが、私は元々、世界選手権から自転車に興味を持ちました.... 世界選手権スプリントで10連覇を果たした、中野浩一さんの強さに心撃たれた次第です。 この記録、私が生きている間には絶対破られないと確信しております!!
今日のステージはどんなレースになるか、楽しみにしております。

by MINERVA (2015-07-11 19:54) 

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