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休養日明けのツール、第10ステージをCSで生観戦中です!! [自転車]

2015年のツール・ド・フランス、第9ステージはチームTTが行われました。

 チーム力が試されるステージでしたが、総合を狙う選手達にとっては大きなステージとなりました。 総合首位のフルームとの差を縮める者、また逆に差が開いてしまった者.... 差が縮められた選手にとっては、再開と共に波に乗れるかが鍵になってきます。

 そして、今日の第10ステージはタルブ~ラ・ピエール=サン=マルタンまでの167kmとなります。 山岳は全部で4つとなり、4級・4級・4級・超級が準備されております。 しかも今日は超級山頂がゴールとなりますので、山岳賞争いの選手達は気合を入れて挑まなければなりません。 

 またマイヨ・ジョーヌ争いについても、休養明けのステージから本格化すると言われております。 山にも強いスカイのフルーム.... ここで差を拡げ、追従する選手達の戦意を喪失させるのか、強力なライバルの追い上げにリズムを狂わされてしまうのか.... 放送を通じて、ツール・ド・フランスの過酷を観る事になると思います。

 だが、しか~し!! そんな山岳・総合争いなどよりも、この第10ステージでは大きな思いで走る選手達が居るのです!! 下手をすると、「今日でリタイヤしても良い」と考えている選手も居るでしょう。 何故か!!

 今日は7月14日.... そう、今日はフランス革命記念日なのであります!! このツール・ド・フランスで、フランス人の選手達が、母国フランスの人々の為に、勝利を狙うステージなのです。

 各チームの作戦もありますが、フランスのチームにとって今日のステージは、「盆・暮れ・正月」が一気に来る日なのです。 普段は別チームでライバルであっても、他の国の選手が行くのであれば、チームの枠を超越してアシストする事もあります。 ありえないと思われますが、フランス人だけの集団が形成される可能性もありえる訳です。

 休養日を挟んだ事により、リフレッシュされた選手達の走り.... 大会のスケジュールを見た時から、今大会の中でトップ5に入るのでないかと考え、楽しみにしていたステージです。

 Jスポの放送は20時55分より.... あとチョットで始まるぞ。 そして、始まりました~!!

 いつもの通り、まずは前ステージをハイライトで振り返ります。 今日の実況・解説陣は別府さん、永井さん、土井さんの三名.... う~ん、と言った布陣です。 土井さん以外はボソボソと話をするので、聞き取りづらいぞ!!

 今日のプレゼントクイズは、「今日のステージ優勝した選手の国籍は」との事.... やっぱり、そうですよね。


 現地からの映像が入り、残りは95kmとなっており、14分30秒程との事... 結構、差が付いていますね。 
現地の気温は28.5℃との事で、今日は暑さが厳しいとの話です。

 そして、残り80km地点で落車が発生。 今日のステージで有力と思われていただけに、気になります。 一度立ち上がり、そのまま倒れこみます。 膝も痛めているらしく、かなり辛そうにしておりますが、なんとか再スタートを切りました。

 残り73km、ここでメイン集団と逃げの差は12分30秒程となっております。 メイン集団の先頭はモビスターが立ち、集団のコントロールを行っております。 現在逃げは2名、その中にはフランス人のピエリック・フェドリゴがおります。 そして、落車で遅れてしまったワレン・バルギル、アシストの努力によって集団に復帰!! しかし、この後のレース展開では、上位へ行けるかは微妙な状態です。

 残り65kkmを切り、ここでカヴェンディッシュがパンク!! チームカーが到着し、すぐさま再スタートを切りました。

 残り60kmを切り、ここでも落車が発生、どうやら単独ではないかとの話です。 現在、逃げと集団との差は11分59秒となってります。 ワレン・バルギルはメディカル・カーで治療中.... 何もかもレース中に行わなければならないのです。 集団は相変わらず、モビスターとスカイがコントロール中。 

 そして、残り50kmを切ろうとしております。 差は10分52秒となっております。 レースも終盤に向け、各チームの動きが気になります。 今日のゴールは超級の山頂ゴールとなりますが、残り15kmから上りが始まります。

 中間スプリントポイントでは、スプリンターの各選手が飛び出し、アタックが始まりました。 3位を争いグライペルが出る!! そしてグライペルが抜け出す!! カヴェンディッシュが追いすがる!! そのまま3位・4位で通過です。 そして、サガンは付いてゆけず、間に数人が入りました。

 そして、レースは残り22kmまで来ました.... 逃げと集団との差は、4分10秒程に縮まりました。 集団の先頭も位置取りが出てきております。 

 20kmも切り、逃げとの差がどんどん縮まります。 16kmも切り、そして先頭の2名は超級山岳に入りました。  そしてメイン集団も山岳に入り、モビスター、スカイ、ティンコフ・サクソ等が集団を引きます。 そして、集団が山岳に入った直後から、脱落者が出始めました。 しかし先頭のグループは乱れず、上を目指し引き続けます。 

 残り11kmを切った所で、最後まで逃げていたフェドリゴが捕まります。 残念ながら優勝のチャンスはなくなりました。 また集団からロベルト・ヘーシンクが逃げに出ました。 ここでニーバリが遅れ始めます。

 残り10km、ニーバリは完全に失速し脱落.... 集団の人数もかなり減って来ました。 そして、集団からランプレの選手が飛び出し、先頭に追いつき2名体制になりました!! 9kmを切り、集団の先頭をスカイが引き始めます。 

 残り8km 集団からバルベルデがアタック!! これが勝ちに行ったものなのか、逃げを牽制する為のものなのかは分かりません。 そして、その後吸収されることになります。 残り7.5km、バルベルデが再度アタック!! ゆさぶる行為だと思います。 逃げの2人も程なくして吸収され、そして7kmを切り、コンタドールが千切れた!! 

 気が付けば、先頭はリッチーポートがフルームを引き、キンタナが何とか付いている状態!! そしてフルームがアタック!! グングン加速する!! キンタナは付いて行けない!! みるみる差が付きあっと言う間に20秒の差になりました。 

 残り5km!! この1kmチョットの間に、色々な動きがありました。 しかしフルームは力強い!! キンタナは淡々と走り続けます。 コンタドールはかなり辛そう!! 4kmを切り、勾配が少し緩くなりフルームはスピードを上げます。

 残り3kmを切り、いよいよ最後のスパートとなりそうですが、沿道の観客が凄い!! 危ないシーンが映し出されます。 残り2km、もはやフルームは全く見えなくなりました。 キンタナとの差は50秒以上!! 残り1km、もうフルーム優勝は間違いなさそうです。 2位のキンタナに対して。リッチーポートが追いつこうとしております。 キンタナに追いつき、追い越すことで、フルームの援護射撃を行う事になります。

 そして、マイヨ・ジョーヌのフルームが圧倒的な強さで優勝!! そしてキンタナの後ろに追いついた同じくスカイのリッチーポートが最後に抜け出し、ステージ2位となりました。 キンタナは単独3位でのゴールです。 

 他の有力選手達もかなり分断され、バラバラになりゴールを迎えます。 昨年の王者である、ニーバリはトップから4分30秒程遅れてゴール.... キンタナが3位に入れたのは、実際には凄い事だったのかも知れません。

 ピレネー3連戦の初戦、一昨年王者のフルームが異次元の走りで勝利を重ねました!! あすも超級がありますので、今日のレースでの疲労が、どれほど回復するかが鍵になります。

 しかし、フルームの速さが目立ったステージでしたが、ツール終盤のアルプス.... モビスターのキンタナはここに照準を合わせている様な気がします。
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tarou

こんばんは、観音崎公園にコメントを頂き有難うございます。
今でも、バーベキューや釣りをされている方がたくさんおられます。
by tarou (2015-07-14 22:20) 

desidesi

ツールの話を伺っていたら、
自分もチャリに乗りたくなっちゃいました。
でも、暑いからなぁ〜♪ ( ̄O ̄;)
by desidesi (2015-07-15 01:21) 

MINERVA

tarou さん
いつもコメントありがとうございます。
観音崎、バーベキューや釣り、良いですね~。
確かに、以前に乗り合いの釣り船で近くを通った時、釣りをされている方々が居ましたね。 いつもtarouさんのフォトムービーを拝見しては、「あっ、あそこ知ってる!」とか「そんあ所があるのか~」と有意義な時間を過ごしております。
by MINERVA (2015-07-15 03:47) 

MINERVA

desidesi さん
さすが、良い所に気づかれました。
ツールなどの放送を観た後は、無性に自転車に乗りたくなります!!
自転車通勤ですので、翌日は飛ばし過ぎないように気をつけております。
休日など、朝早く(それこそ、明け方等)に家を出て、周りをグルッと走るだけでも、いつもと違う町並みに見えてきますよ。
無理せず、楽しめる自転車は止められませんね。
by MINERVA (2015-07-15 03:53) 

ojioji

レポートお疲れさまです、ありがとうございます。
フルーム、こんなに強いとは。キンタナ、単独3位、健闘。ベテラン勢、暑さがきついか。「まいにちツール・ド・フランス」で、録画し損ねていたカヴェンディッシュの優勝ステージのゴールを見ました。迫力のグライペルですが、カヴェンディッシュの切れ味、惚れ惚れしました。何より優勝回数のすごさ。でも総合優勝出来ないところがツールのすごさ。
ところで、自転車通勤でいらっしゃるのですか。いいですね~。ぼくも京都時代、四十過ぎで原付免許を取るまで、二十年間、ロードで通勤でした。事故ったことも何度も(^_^;)。帰宅が夜10時以降のため、おまわりさんに停められたことも(^_^;)。ネクタイ姿を見ると「ご苦労様」と対応が豹変されますが。二十代の頃は、帰宅後、深夜にニュータウンを全速力で一周を日課にしていた時期も(^_^;)。よくぞあんなパワーがあったものです、それくらい自転車が好きでした。今は観戦で充分に(^_^;)
by ojioji (2015-07-15 16:05) 

MINERVA

ojioji さん
フルームの強さには驚いております.... 過小評価しすぎておりました。
カヴェンディッシュのゴール前での強さ、放送で観て頂けたと思います。
しかし、数年前のカヴェンディッシュの走り.... 今より数段速いのです!!
決して大きくない身体ですが、発散されるオーラが凄いです。
私のイメージ、何度か名前が出ている「中野浩一」に匹敵します....
しかし、脚が強いだけでは勝てないロードレースの奥は深いですよね。
通勤は自転車です、雨や雪などで電車の通勤もありますが、基本は社会人になってからは自転車通勤なのです~。
しかし、私も原付に心惹かれた時がありましたが、「時速30kmでしか走れない乗り物なんで乗れない」と言い続けていた事もあり、自転車を降りる訳にはいかないのです.... ojiojiさん程の恐怖体験はありませんが、そこそこのドッキリ体験はあります....
40代に入り、体力も落ちてしまいましたが、今の体力で走り続けるだけですね。
私もツールを観て、実際にはノロノロでも、心の中では疾走しているつもりでおります。
by MINERVA (2015-07-15 18:36) 

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